あなたのプロフィールを教えて下さい

氏名：金子結ノ介さん
学部：筑波大学生命環境学群生物学類
入試形式：推薦入試
併願校：なし
文理：理系
受験時のステータス：現役
出身高校：常翔学園高校
所属していた部活動：吹奏楽部
引退時期：高校2年3月
おすすめの参考書：理系数学の良問プラチカ　良問の風　やっておきたいシリーズ

 

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受験共通で大事にしていたもの(あなたの受験戦略)を教えてください

はじめに
私が受験生活を経て、後輩の皆さんに伝えたい大切にしていたことは、大きく分けて4つあります。
① 「継続」を止めないこと
受験勉強を開始した日から合格発表の日まで、一日も欠かさず机に向かいました。共通テスト模試の日であっても、帰宅後に必ず1〜2教科は解き直しをするなど、「勉強しない日」を作らないよう徹底しました。
また、継続には体調管理が不可欠です。生活リズムと食生活を整えることで、一度も体調を崩すことなく走り抜けることができました。
② 「復習」を最優先すること
新しい問題を次々と解くことよりも、既に取り組んだ問題の復習に多くの時間を割きました。「解けるまで繰り返す」という地道な作業こそが、着実に実力を底上げしてくれたと感じています。
③ 「周囲との繋がり」を大切にすること
受験は個人戦に見えて、実は家族や友人の支えが欠かせない団体戦です。私は昼休みに友達とバレーボールをしてリフレッシュするなど、適度な息抜きと良好な人間関係を保つことで、精神的なピンチを乗り越えることができました。
④ 「自分を信じ、周りに流されない」こと
これが最も伝えたいことです。私は二度、大きな決断を迫られました。
一度目は文理選択です。生物を学びたい一方で、クラスでは圧倒的に物理選択が多かったため生物は開講されなく、当時国社が得意であったため文系を勧められました。しかし「大学で生物を学ぶ」という夢を優先し、苦手な物理を選び、厳しい環境を承知で理系を選択しました。
二度目は、筑波大学の推薦入試の志願時です。8月末の時点で、物理選択だった私には生物の知識が皆無で、過去問も全く解けませんでした。担任からは「一般入試の対策に専念すべきだ」と猛反対されました。しかし、筑波大学で学びたいという情熱、そして生物に対する飽くことのない探究心だけは誰にも負けない自信がありました。
「後悔したくない」という一心で、独学で生物を仕上げるという大きな賭けに出た結果、合格を掴み取ることができました。

終わりに
「後悔のない選択を」
つらつらと長くなりましたが最後に、皆さんに伝えたいのは「自分の人生のハンドルを他人に渡さない」ということです。先生や保護者のアドバイスは経験に基づいた貴重なものですが、結果に対する責任を取れるのは自分だけです。
もし残念な結果になったとしても、「自分で決めた道だ」と胸を張れる選択をしてください。その決断の積み重ねが、皆さんのこれからの人生をより豊かなものにしてくれるはずです。

志望動機（受験した理由）を教えてください。

密かに「つくば」という街に憧れがありました。
加えて大阪から出たいという気持ちが強かったためです。

なぜ他の大学ではなく、筑波大学の受験をしましたか？

①まず研究環境が整っていること。
やはり理系としてこの条件は外せません。

②そして他学類の授業まで幅広く学べ、国際性を重視していること。
私は生物と他分野との融合に大きな期待を抱いているため必然的に筑波大を選ぶこととなりました。
また将来は国際的な学会でも活躍したいと考えているため英語の学習も重要となると考えたためです。

共通テストの入試（受験）対策として、どんな対策をしていたか具体的に教えてください。

国語
古文漢文は覚えることは覚えてあとは演習をしました。現代文は授業中の共テ対策を真面目に受けました。
数学
網羅系が終わったら慣れるまで繰り返します。夏は共テに割く時間はあまり取れなかったので5〜6割付近で停滞気味でしたが秋以降、共テ形式に慣れると8割付近で安定していました。
英語(R L)
慣れです。Rは情報の取捨選択が難しいです。小さいひっかけには気をつけましょう。「丁寧」と「スピード」の習得には少し時間がかかるので早い段階での学習をお勧めします。
L対策は私は夏休みくらいから毎日帰り道に共テLやセンターLを15〜20分ほどシャドーイングをしていました。
電車では自ずと席が空きお得なのでお勧めです。
共テプレでは8割強まで伸ばせました。
理科(物化)
現象理解はマストです。化学で多いんですが結局今何が起きているのかを整理することが効果的だと思います。解法の手順ではなく考え方や、「なぜそうするのか」ということを丁寧に積み重ねましょう。
物理は2次対策ばかりやっていました。おすすめは良問の風です。(解説動画Youtubeに上げてくれている人がいます)
社会
黄色本を読んで、授業や定期テストを真面目にするのが良いと思います。
情報
配点も小さいことが多いので対策に時間はあまりかけませんでした。模試の復習のみです。

推薦・AO/AC・二次試験（前期・後期・総合選抜）・編入学の入試（受験）対策として、どんな対策をしていたか具体的に教えてください。

講義本は「大森徹の最強講議126講」でした。
これを1ヶ月半で2周ほど読み込みました。
その後はリードα、セミナーの論述問題や駿台の「生物記述論述の完全対策」や国立大の論述問題をまとめた通っていた塾のオリジナルテキストを使いました。
論述問題を通して知識の穴埋めを行い、現象の理解も進めました。
それぞれ3周ほどしました。
あとは図録を眺めたりスタサプで補強することも役に立ちました。
本番2週間前から生物に専念していました。

面接対策はとにかく数です。ひたすら話してアドバイスを消化してを繰り返します。アドミッションポリシーはよく見ましょう。それに合った回答は意識しておくのが必須です。それだけでも大きく結果は変わると思います。

過去問は2年分を1回ずつ解いただけでした。あくまで時間配分の練習目的です。もっと積みたかったのですが私は生物の知識に自信がなかったのであまり過去問に時間を割けなかった、というのもあります。

入試（受験）における苦手科目と克服の対策を教えてください。

数学は解法や最初の発想を覚えました。そしてひたすら反復。
物理は本当に苦手で嫌いだったので小さい成功体験を積み重ねて少しずつ好きになるよう努力しました。
数学と物理はどちらも図をわかりやすく正確に描くことが大事。そこからわかる情報をうまく整理し、できることをしてみて突破口を考えましょう。
きっと知ってる問題に帰着できるはずだからそこまでは頑張る。

入試（受験）に対するモチベーションが落ちた時やモチベーションの維持のために、どんな工夫をしましたか？

メリハリをつける。
ずっと勉強はどうしても辛いものです。私は昼休みや放課後に友達とバレーボールなどの運動をほぼ毎日やっていました。そのおかげか自分含め周りの人は勉強に集中でき、お互いが影響し合えるいいサイクルができていたと思います。
休憩時間にスマホは厳禁だと思います。私は休憩からの復帰が難しいと実感しました。

利用した教育サービス（学習塾や個別指導）があれば教えてください。またなぜその塾を選びましたか？

個別のトライ
私は自分で勉強を進める方が効果的であり、問題集の解説を見ても理解できないということはほぼなかったので授業は必要なく、あまり有効活用できませんでしたのですぐに辞めました。
そういう人には授業メインの塾は向いていないかなと思います。

筑波大学受験当日に宿泊したホテル（宿泊先）についてお聞きします。あなたの宿泊したホテルの良かった点、気をつけた方がいい点も合わせてお答えください。

いづみ荘

部屋は親と別でとり、大きさはちょうどよい印象でした。大繁盛というわけでもなく夜に話し声も響くことはなかったです。ただ筑波大学とは距離があるので試験の日は余裕を持った行動が必要です。
また朝ごはんがとてもバランスの取れた和食で、そのおかげで本番では最高の結果を出すことができたと思っています！
朝ごはんは大事なので少量でも何かしら食べましょう。

筑波大学受験当日にどのような交通機関を使っていましたか？またおすすめのポイントや困った点も合わせてお答えください。

親の運転でした。
乗り換えや降車など考えることがなく、受験に向けて心を落ち着かせることができました。
会場に入るまで他の受験生の顔も見えないので不要な緊張もせずに済みます。余裕を持って向かうようにしましょう。

入試（受験）前日・当日はどんな試験内容で、どんな雰囲気でしたか？

試験教室は普通の講義室のようでした。雰囲気も想像通りで特に緊張はしなかったです。
1日目も2日目も試験開始まで時間がゆったりとあるので温かい飲み物や、面接対策のメモ、図録など持参するのがいいと思います。

推薦・AC・二次試験（前期・後期・総合選抜）・編入学の入試（受験）の面接ではどんな質問がありましたか？

生物学類を志望した理由
入学後したいこと
受けてみたい授業
気になる研究室
ミクロで特に好きなのは？
将来の夢
研究者に向いていると自分で思う理由、根拠
ミクロについて教科書以上に知っていること

大学入試（受験）で、もっとこうしておけば良かったと今、感じることはありますか？

数学と英語は1年生の頃から真面目にしておけばよかったです。
定期テストを乗り越えるためだけの勉強は受験に役に立たちません。
Legendや青チャートの発展的な問題までしておくと、2年後の自分の大きな支えとなるはずです。
文法や英単語も早いうちに固めていたら後々他よりも余裕を持って長文、和訳、英作の対策ができたと思います。

 

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