筑波大学の情報メディア創成学類を志望している受験生にとって、まず確認しておきたいのが「どれくらいの得点が必要なのか」「倍率はどれくらいなのか」「共通テストで何%を目指すべきなのか」という点です。
情報メディア創成学類は、情報学群の中でも、情報技術・メディア・デザイン・コンテンツ・ネットワーク・人間と情報の関わりなど、幅広いテーマを学べる学類です。プログラミングや情報科学に関心がある生徒だけでなく、メディア表現や映像、Web、デジタルコンテンツ、情報サービスなどに興味がある生徒からも人気があります。
一方で、入試では「メディア系だから文系寄りで受けやすい」という単純なものではありません。筑波大学情報メディア創成学類の前期日程では、共通テストに加えて、二次試験で数学と外国語が課されます。特に数学は数学Ⅲまで含まれるため、早い段階から数学を二次試験レベルまで仕上げる必要があります。
この記事では、2026年度入試の実施結果と令和8年度募集要項をもとに、2027年度に筑波大学情報メディア創成学類を受験する生徒向けに、倍率・合格最低点・最高点・共通テストボーダー・二次試験対策の考え方をまとめていきます。
この記事でわかること
- 2026年度の筑波大学情報メディア創成学類の倍率・合格最低点・最高点
- 共通テストで何%を目指すべきか
- 情報メディア創成学類に後期日程があるのか
- 二次試験で必要な数学・外国語の対策
- 共通テスト理科2科目・情報Ⅰを軽視してはいけない理由
- 2027年度受験生が今から意識すべき対策
目次
- 1 2026年度 筑波大学情報メディア創成学類の入試結果まとめ
- 2 情報メディア創成学類は後期日程がない
- 3 共通テストのボーダーは80%
- 4 合格最低点から考える、2027年度受験生の目標点
- 5 情報メディア創成学類の二次試験は「数学・外国語」がカギ
- 6 共通テストでは理科2科目と情報も必要
- 7 併願校まで考えて、数学・英語・理科の方針を早めに決めよう
- 8
- 9 情報メディア創成学類志望者が今からやるべき対策
- 10 まとめ:情報メディア創成学類は共通テストの完成度と数学・英語の二次力が合否を左右する
- 11 筑波大学情報メディア創成学類を目指すなら、ツクガクの個別相談へ
- 12 ツクガク公式LINEでも筑波大学の受験情報を配信中
2026年度 筑波大学情報メディア創成学類の入試結果まとめ
まずは、2026年度の筑波大学情報メディア創成学類の一般選抜結果を確認していきましょう。
前期日程の入試結果
| 項目 | 2026年度 |
|---|---|
| 募集人員 | 22名 |
| 志願者数 | 55名 |
| 志願倍率 | 2.5倍 |
| 個別学力検査等 受験者数 | 53名 |
| 合格者数 | 26名 |
| 配点 | 1800点満点 |
| 最高点 | 1516点 |
| 最低点 | 1264点 |
| 平均点 | 1356.7点 |
2026年度の情報メディア創成学類前期日程は、募集22名に対して志願者55名、志願倍率は2.5倍でした。実際に個別学力検査等を受験した人数は53名、合格者は26名です。
倍率だけを見ると、筑波大学の他学類と比べて極端に高いわけではありません。ただし、情報メディア創成学類は募集人数が22名と少なく、合格者数も26名に限られています。そのため、少しの得点差が合否に影響しやすい入試だと考えておく必要があります。
合格最低点は1264点/1800点で、得点率にすると約70.2%です。最高点は1516点/1800点で、得点率にすると約84.2%でした。合格者平均点は1356.7点で、得点率にすると約75.4%です。
ここで注意したいのは、「最低点が約70%だから、7割取れれば安心」と考えない方がよいということです。合格最低点は、その年の共通テストの難易度、二次試験の難易度、受験者層によって変動します。
2027年度に情報メディア創成学類を目指す生徒は、最低点ギリギリを狙うのではなく、合格者平均点である1357点前後を一つの目安として考えるのがおすすめです。
情報メディア創成学類は後期日程がない
情報メディア創成学類を受験するうえで、必ず押さえておきたいのが、一般選抜では後期日程が実施されていないという点です。
2026年度入試において、情報メディア創成学類の一般選抜は前期日程のみでした。後期日程での募集はありません。
これは受験戦略を考えるうえで非常に重要です。
心理学類や物理学類のように、前期と後期の両方で募集がある学類もありますが、情報メディア創成学類の場合は、一般選抜で筑波大学情報メディア創成学類に出願するチャンスは基本的に前期日程のみです。
そのため、「前期でうまくいかなかったら後期で再チャレンジすればよい」という戦略は取りにくくなります。
もちろん、他大学の後期日程や中期日程、私立大学の併願を組むことはできます。しかし、筑波大学情報メディア創成学類そのものを一般選抜で狙う場合は、前期日程で合格を取り切る意識が必要です。
だからこそ、共通テストで安定した得点を取り、二次試験の数学・外国語でしっかり得点できる状態を早めに作っておくことが重要になります。

共通テストのボーダーは80%
パスナビに掲載されている2026年度入試のボーダーでは、筑波大学情報学群情報メディア創成学類の共通テスト得点率は80%、偏差値は60.0となっています。
つまり、2027年度に情報メディア創成学類を目指す場合、共通テストでは最低でも80%前後、できれば82〜85%を目標にしておきたいところです。
情報メディア創成学類の前期日程は、共通テスト1000点、個別学力検査等800点、合計1800点満点です。配点を見ると、共通テストの比重がかなり大きいことが分かります。
特に注意したいのは、情報メディア創成学類では共通テストで幅広い科目が必要になる点です。国語、地歴公民、数学、理科、外国語、情報を含む6教科8科目が課されます。さらに、理科は「物理」「化学」「生物」「地学」から2科目を選択する形式です。
二次試験では理科は課されませんが、共通テストでは理科2科目が必要です。そのため、数学と英語だけでなく、共通テスト理科や社会、国語、情報も含めて、総合的に得点を取れる状態を作る必要があります。
ツクガクの目標ライン
情報メディア創成学類を本気で目指すなら、共通テストは80%を最低ライン、82〜85%を目標ラインとして考えましょう。共通テストの配点が1000点と大きいため、幅広い科目で安定して得点することが重要です。
情報メディア創成学類は、名前の印象から「情報やメディアが好きなら受けやすい」と思われることもあります。しかし実際には、共通テストで幅広い科目を高い水準でまとめる力と、二次試験で数学・英語を得点源にする力の両方が必要です。
合格最低点から考える、2027年度受験生の目標点
2026年度の情報メディア創成学類前期の合格最低点は1264点/1800点でした。一方で、合格者平均点は1356.7点です。
| 目標ライン | 得点目安 |
|---|---|
| 最低ライン | 1260点前後 |
| 合格可能性を高めたいライン | 1360点前後 |
| 上位合格を狙うライン | 1450点以上 |
合格最低点だけを見ると、1260点前後が一つの基準になります。しかし、年度によって最低点は変動しますし、共通テストや二次試験の難易度によっても必要な得点は変わります。
そのため、ツクガクとしては、情報メディア創成学類を本気で目指す生徒には「1360点前後」を一つの目標として考えることをおすすめします。
たとえば、共通テスト1000点満点で80%を取った場合、得点は800点です。この場合、合格者平均点に近い1360点を目指すには、二次試験800点満点で約560点が必要になります。得点率にすると70%です。
一方で、共通テストで85%を取れた場合は、1000点満点で850点です。この場合、二次試験では約510点、得点率にして約63.8%で1360点前後に届きます。
つまり、情報メディア創成学類では、共通テストでどれだけ余裕を作れるかが非常に重要です。
もちろん、共通テストだけで合格が決まるわけではありません。二次試験の数学・外国語で大きく崩れると、共通テストで良い点を取っていても安心はできません。ただし、共通テストの配点が1000点と大きいため、共通テストで80%台前半から中盤を安定して取れる状態を作ることが、合格に向けた大きな土台になります。
情報メディア創成学類の二次試験は「数学・外国語」がカギ
筑波大学情報メディア創成学類の前期日程では、個別学力検査等として数学と外国語が課されます。配点は、数学400点、外国語400点の合計800点です。
ここで特に注意したいのが、数学は数学Ⅲまで含まれるという点です。
募集要項では、個別学力検査等の数学として「数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B・数学C」が指定されています。つまり、情報メディア創成学類を受験する場合、理系数学の範囲までしっかり対策する必要があります。
情報メディア創成学類は、メディアやデザイン、コンテンツに興味がある生徒にも人気がありますが、入試上は数学力がかなり重要です。数学が苦手なまま受験すると、二次試験で大きく差をつけられてしまう可能性があります。
また、外国語も400点あります。英語を選択する受験生が多いと思いますが、長文読解のスピードと正確性、設問に対して適切に答える力が必要です。
数学と外国語はどちらも400点ずつで、配点は同じです。数学だけ、あるいは英語だけに偏って対策するのではなく、両方を安定して得点できる状態にすることが合格への近道です。
情報メディア創成学類の二次試験で必要な科目
- 数学:400点
- 外国語:400点
- 合計:800点
数学は数学Ⅲまで含まれます。情報系・メディア系に興味がある生徒でも、理系数学の対策は必須です。
共通テストでは理科2科目と情報も必要
情報メディア創成学類の入試で見落としやすいのが、共通テストの科目負担です。
二次試験では数学と外国語のみですが、共通テストでは国語、地歴公民、数学、理科、外国語、情報が必要です。特に理科は、「物理」「化学」「生物」「地学」から2科目を選択する形になっています。
つまり、情報メディア創成学類を受験する場合、二次試験で理科を使わないからといって、理科を軽視することはできません。
理系型で受験する生徒であれば、物理・化学を選択するケースが多いかもしれません。一方で、学校の履修状況や得意不得意によっては、生物や地学を含めた選択になることもあります。
また、共通テストでは情報Ⅰも配点に含まれます。情報メディア創成学類を志望する生徒にとって、情報は関心のある分野と近い科目ですが、共通テストの情報Ⅰはプログラミングだけでなく、データの活用、情報社会、ネットワークなど幅広い内容が出題されます。
2027年度受験生は、数学・英語だけでなく、共通テスト理科2科目と情報Ⅰも含めて、早めに対策の優先順位を決めておきましょう。
併願校まで考えて、数学・英語・理科の方針を早めに決めよう
情報メディア創成学類を受験するうえで、早めに決めておきたいのが、併願校まで含めた科目戦略です。
情報メディア創成学類は、二次試験では数学と外国語が課されます。一方で、共通テストでは理科2科目が必要です。そのため、筑波大学だけを見ると「二次は数学と英語に集中すればよい」と思いやすいですが、受験全体で見ると、理科や情報も含めた総合戦略が必要になります。
また、併願先としては、他大学の情報系学部、理工系学部、メディア系学部、デザイン情報系学部などが考えられます。大学によっては、二次試験や個別試験で理科が必要になる場合もあれば、数学・英語のみで受験できる場合もあります。
私立大学では、数学・英語・理科の3科目型、数学・英語の2科目型、共通テスト利用型など、方式によって必要科目が大きく変わります。
高3になってから「併願校で理科が必要だった」「数学Ⅲの対策が間に合わない」「英語の出題形式が筑波大と全然違った」と気づくと、受験戦略全体が崩れてしまいます。
早めに整理しておきたい受験戦略
- 筑波大学情報メディア創成学類の二次試験で何点を目指すのか
- 数学と英語のどちらを得点源にするのか
- 数学Ⅲをいつまでに仕上げるのか
- 共通テスト理科2科目を何で受けるのか
- 併願校では理科が必要かどうか
- 私立情報系・メディア系の入試方式をどう組むか
- 共通テスト後にどの大学の過去問を優先するか
情報メディア創成学類は、情報・メディア分野への興味だけでなく、数学力・英語力・共通テスト全体の得点力が求められる学類です。だからこそ、早めに科目方針と併願戦略を決めることが、合格に向けた大きなポイントになります。
情報メディア創成学類志望者が今からやるべき対策
1. 共通テストは80%ではなく、82〜85%を目標にする
情報メディア創成学類の共通テストボーダーは80%ですが、ボーダーはあくまで目安です。年度によって問題難易度や受験者層は変わります。
そのため、共通テスト80%を「最低ライン」と考え、82〜85%を目標にして勉強を進めるのがおすすめです。
情報メディア創成学類は共通テストの配点が1000点と大きいため、共通テストで安定して得点できるかどうかが合否に大きく関わります。国語・社会・理科・情報で大きな失点をしないように、早い段階から全科目の穴を確認しておきましょう。
2. 数学Ⅲまで早めに完成させる
情報メディア創成学類の二次試験では、数学が400点あります。範囲には数学Ⅲも含まれるため、数学Ⅲの完成が遅れると、過去問演習に入る時期も遅れてしまいます。
数学の対策では、公式や解法を覚えるだけでなく、問題を見て方針を立て、答案として書き切る力が必要です。特に筑波大学の数学では、標準〜応用レベルの問題に対して、途中式や論理の流れを正しく表現することが大切です。
高3の夏までに主要分野の基礎を固め、高3秋以降は演習と過去問対策に入れるように計画を立てましょう。
3. 英語を安定した得点源にする
情報メディア創成学類の二次試験では、外国語も400点あります。数学と同じ配点である以上、英語を後回しにするのは危険です。
英語では、長文読解のスピードと正確性が重要です。共通テストでも二次試験でも、英文を速く正確に読み、設問に対して根拠を持って答える力が求められます。
英語は短期間で一気に伸ばすのが難しい科目です。高3の秋以降に慌てて対策するのではなく、早い段階から単語・文法・英文解釈・長文読解を積み上げておきましょう。
4. 共通テスト理科2科目を軽視しない
情報メディア創成学類では、二次試験で理科は課されません。しかし、共通テストでは理科2科目が必要です。
二次試験で使わないからといって理科を後回しにしてしまうと、共通テスト本番で大きく失点する可能性があります。共通テスト1000点のうち、理科は200点分を占めます。ここで安定して得点できるかどうかは、合否に大きく関わります。
物理・化学・生物・地学のどの組み合わせで受験するのかを早めに決め、共通テスト形式で得点できる状態を作っておきましょう。
5. 情報Ⅰも早めに対策する
情報メディア創成学類では、共通テストの情報Ⅰも配点に含まれます。
情報Ⅰは、学校によって進度や演習量に差が出やすい科目です。また、共通テストの新しい科目であるため、過去問の蓄積も他科目ほど多くありません。
だからこそ、直前期にまとめて対策するのではなく、早い段階から試作問題や予想問題、共通テスト形式の演習に触れておくことが大切です。
6. 後期日程がない前提で受験戦略を組む
情報メディア創成学類は、一般選抜で後期日程を実施していません。
そのため、筑波大学情報メディア創成学類を第一志望にする場合は、前期日程で合格を取り切る前提で学習計画を立てる必要があります。
後期日程や私立大学の併願校をどこにするのかも、早めに決めておきましょう。特に情報系・メディア系の学部は、大学によって入試科目や配点が大きく異なります。筑波大学の対策と併願校対策がバラバラにならないように、全体の受験戦略を早めに整理することが重要です。
まとめ:情報メディア創成学類は共通テストの完成度と数学・英語の二次力が合否を左右する
筑波大学情報メディア創成学類は、情報・メディア分野に興味がある受験生にとって非常に魅力的な学類です。
2026年度の前期日程では、募集22名に対して志願者55名、志願倍率は2.5倍でした。合格最低点は1264点、最高点は1516点、平均点は1356.7点です。共通テストボーダーは80%とされており、2027年度受験生は82〜85%を目標にしておきたいところです。
また、情報メディア創成学類の前期日程では、共通テスト1000点に対して、個別学力検査等が800点あります。二次試験では数学400点、外国語400点が課されます。数学は数学Ⅲまで含まれるため、早い段階から二次試験レベルの数学対策を進める必要があります。
さらに、二次試験では理科は課されませんが、共通テストでは理科2科目と情報Ⅰが必要です。情報メディア創成学類を目指す場合は、数学・英語だけでなく、共通テスト全体で高得点を取る力が必要になります。
「共通テストで何%を目指すべきか」「数学と英語のどちらを得点源にするべきか」「数学Ⅲをいつまでに仕上げるべきか」「共通テスト理科2科目を何で受けるべきか」「前期・後期・私立併願をどう組むべきか」は、一人ひとりの得意科目や現在の学力によって変わります。
情報メディア創成学類を本気で目指すなら、早い段階で自分専用の受験戦略を作っていきましょう。
筑波大学情報メディア創成学類を目指すなら、ツクガクの個別相談へ
ツクガクでは、筑波大学を目指す受験生向けに、志望学類ごとの入試情報・学習計画・二次試験対策をもとにした個別サポートを行っています。
情報メディア創成学類は、共通テストと二次試験の両方で高い完成度が求められる学類です。特に、二次試験の数学・英語をどの順番で仕上げるか、共通テスト理科2科目や情報Ⅰをどう対策するか、併願校をどう組むかは、早い段階で整理しておく必要があります。
「今の成績で情報メディア創成学類を目指せるのか知りたい」「共通テストで何%を目標にすべきか相談したい」「数学Ⅲの対策が間に合うか不安」「情報系・メディア系の併願校も含めた受験戦略を立てたい」という方は、ぜひ一度ツクガクの個別相談をご活用ください。
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※本記事は、筑波大学が公表している令和8年度入学試験実施結果、令和8年度入学者選抜要項、およびパスナビ掲載のボーダー情報をもとに作成しています。最新の入試情報は、必ず大学公式サイト・募集要項をご確認ください。

