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筑波大学は倫理で二次試験を受けるべき?障害科学類に倫理で合格したツクガク講師が解説

2026.06.14

筑波大学は倫理で二次試験を受けるべき?障害科学類に倫理で合格したツクガク講師が解説

筑波大学の人間学群や人文・文化学群を志望している受験生の中には、「二次試験で倫理を選ぶべきか」「日本史・世界史で受けた方が安全なのか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

実際に、筑波大学の2026年度一般選抜募集要項では、人間学群の教育学類・心理学類・障害科学類において、個別学力検査等の公民科目として「倫理」が記載されています。また、人文・文化学群の人文学類・比較文化学類でも、個別学力検査等の公民科目として「倫理」が記載されています。最新年度の出願時には、必ず筑波大学公式の募集要項を確認してください。

この記事では、実際に倫理で筑波大学障害科学類を受験したツクガク講師のアドバイスをもとに、倫理受験のメリット・注意点・併願戦略・具体的な対策方法について解説します。

筑波大学の科目選択で悩んでいる方へ

「倫理で受けるべきか」「物理や数学にすべきか」「今の成績でどの科目が一番合格に近いのか」は、受験生ごとの得意科目・共通テストの見込み点・併願校によって変わります。

ツクガクでは、筑波大学の入試に詳しいスタッフが、志望学類や現在の成績をもとに、科目選択や今後の学習方針を一緒に整理しています。

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結論:筑波大学第一志望なら倫理は選択肢になる。ただし併願には注意

結論から言うと、筑波大学を第一志望として強く考えている受験生で、倫理が得意、または文章で自分の考えを述べることに抵抗がない人にとって、倫理は十分に選択肢になります。

特に、物理や数学に強い苦手意識があり、二次試験レベルまで仕上げるのが難しい場合、倫理に切り替えることで勝負しやすくなる可能性があります。

一方で、倫理受験には大きな注意点もあります。それは、筑波大学以外の大学との併願がしにくくなることです。

国公立大学の二次試験では、英語・数学・国語・理科・地理歴史が中心になっている大学が多く、公民、特に倫理を個別学力検査で使える大学は限られています。たとえば、一橋大学の2026年度一般選抜では、個別学力検査は国語・外国語・数学・地理歴史で評価すると記載されており、倫理は個別学力検査の科目としては扱われていません。

そのため、倫理で受ける場合は、「筑波大学にかなり寄せた受験戦略」になると考えておく必要があります。

筑波大学で倫理が二次試験に使える学類

筑波大学では、障害科学類だけが倫理を使えるわけではありません。募集要項上、倫理を個別学力検査等の選択肢として確認できる主な学類は次の通りです。

学群 学類 倫理の位置づけ
人間学群 教育学類 個別学力検査等の公民科目として倫理を選択可能
外国語(「英語」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」から1)に加え、下記から、1教科選択(事前選択)
「倫理国語・文学国語・古典探究」
「地理探究」「日本史探究」「世界史探究」から1
「倫理」
「数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B・数学C」
「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」「地学基礎・地学」から1
人間学群 心理学類 個別学力検査等の公民科目として倫理を選択可能
「英語」に加え、下記から、1教科選択(事前選択)
「倫理国語・文学国語・古典探究」
「地理探究」「日本史探究」「世界史探究」から1
「倫理」
「数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B・数学C」
「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」「地学基礎・地学」から1
人間学群 障害科学類 個別学力検査等の公民科目として倫理を選択可能
「英語」に加え、下記から、1教科選択(事前選択)
「倫理国語・文学国語・古典探究」
「地理探究」「日本史探究」「世界史探究」から1
「倫理」
「数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B・数学C」
「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」「地学基礎・地学」から1
人文・文化学群 人文学類 個別学力検査等の公民科目として倫理を選択可能
外国語(「英語」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」から1)と「倫理国語・文学国語・古典探究」に加え
下記から、1教科選択(事前選択)
「地理探究」「日本史探究」「世界史探究」から1
「倫理」
人文・文化学群 比較文化学類 個別学力検査等の公民科目として倫理を選択可能
外国語(「英語」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」から1)と「倫理国語・文学国語・古典探究」に加え
下記から、1教科選択(事前選択)
「地理探究」「日本史探究」「世界史探究」から1
「倫理」

参照:筑波大学令和8年度(2026年度)入学者選抜要項

このように、筑波大学の中では、人間学群の教育学類・心理学類・障害科学類、そして人文・文化学群の人文学類・比較文化学類で倫理を使える可能性があります。

ただし、科目選択の条件や配点は年度によって変更される可能性があります。出願前には、必ず最新の募集要項で確認してください。

倫理の二次試験はどのような問題が出るのか

筑波大学の倫理は、単に思想家の名前や用語を暗記していれば対応できる科目ではありません。

実際に倫理で障害科学類を受験したツクガク講師によると、倫理の二次試験は、複数の問題の中から自分で問題を選び、600〜800字程度で記述する形式の傾向があります。

問題の内容は、大きく分けると2つあります。

1つ目は、哲学的な問いについて、自分の考えを述べる問題です。

たとえば、「自分を生きるとはどういうことか」「哲学は学問なのか」「働くとはどういう意味か」といったテーマについて、思想家の考え方を踏まえながら、自分の意見を記述する形式です。

2つ目は、ある思想家や宗教について、その言葉・習慣・考え方の背景を説明し、それに対する自分の意見を述べる問題です。

つまり、倫理の二次試験では、知識だけでなく、「聞かれたことに対して、自分の立場を明確にして答える力」が求められます。また、どちらにしても自分の意見がベースになる問題が多いことも特徴です。ここが他の教科と分かれるところで、回答の方向性が個人の考えによって異なるため、明確に模範解答となるものがありません。そのため、添削基準が他教科ほど明確に設けられない、対策が難しい側面もありますが、逆にそこが倫理の特徴でもあるといえます。

倫理で受けるメリット

倫理で受けるメリットは、物理や数学とは違う形で勝負できる点です。

物理や数学は、公式理解・典型問題の処理・計算力・記述力が必要です。特に二次試験レベルになると、共通テストでは点数が取れていても、記述問題で苦戦する受験生は少なくありません。

一方、倫理は、共通テストレベルの知識を土台にしながら、自分の考えを論理的に組み立てる科目です。

そのため、理系科目の計算や典型問題演習が苦手な受験生でも、文章を書く力や考える力を活かして戦える可能性があります。

また、障害科学類や教育学類、心理学類を志望する受験生にとって、倫理で扱う「人間とは何か」「他者とどう関わるか」「社会の中で人はどう生きるか」といったテーマは、大学での学びともつながりやすい内容です。

倫理で受けるデメリット:他大学との併願が難しくなる

一方で、倫理で受ける最大のデメリットは、他大学との併願が難しくなる点です。

共通テストで「公共、倫理」を利用できる大学は多くあります。しかし、二次試験で倫理を個別学力検査の科目として使える大学は多くありません。

たとえば、英語や数学であれば、筑波大学以外の国公立大学にも対策を転用しやすいです。物理や化学も、理系学部や教育系学部で使えるケースがあります。

しかし、倫理を二次試験対策の中心に置くと、筑波大学に出願しない場合や、共通テスト後に志望校を変更する場合に、他大学の二次試験対策へつなげにくくなります。

そのため、倫理受験は「筑波大学にかなり特化した戦略」です。

筑波大学への志望度が高い受験生にとっては有効な選択肢になりますが、共通テスト後に他大学へ出願変更する可能性が高い場合は、慎重に判断する必要があります。

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倫理で受けるべき受験生の特徴

倫理で受けるべきなのは、筑波大学への志望度が高く、倫理の記述対策を継続できる受験生です。

具体的には、次のような受験生に向いています。

・筑波大学の人間学群、特に障害科学類・教育学類・心理学類を第一志望にしている。

・物理や数学よりも、文章で考えを表現する方が得意。

・思想家の考え方や、人間・社会・福祉・教育に関するテーマに興味がある。

・600字〜800字程度の記述答案を継続的に書ける。

・筑波大学に特化した受験戦略を取る覚悟がある。

一方で、国公立大学を幅広く併願したい人や、共通テスト後に志望校を変更する可能性が高い人は、倫理一本に絞ることにはリスクがあります。

倫理の対策方法

倫理の対策で重要なのは、「知識を増やすこと」と「問われたことに答える練習」を分けて進めることです。

まずは、共通テストレベルの倫理の知識を固めましょう。

思想家の名前、時代背景、代表的な考え方、宗教や現代社会に関する基本事項を整理します。ここが曖昧なまま記述練習を始めても、答案に説得力が出ません。

次に、過去問を使って、600字程度で答える練習をします。

このとき大切なのは、「知っていることをたくさん書く」のではなく、「聞かれたことに答える」ことです。

「なぜか」と聞かれたら理由を答える。

「どのようなものか」と聞かれたら定義や特徴を答える。

「どう思うか」と聞かれたら、自分の立場を明確にしたうえで根拠を示す。

倫理の答案では、この問いと答えのキャッチボールができているかが重要になります。

ツクガク講師からのアドバイス

実際に倫理で障害科学類を受験したツクガク講師は、倫理について下記のようなアドバイスをしてくれています。

倫理の試験は、「どう思うか?」という問いに対して、「こう思う」と返すことができれば十分です。

ただし、600字〜800字の答案を書いているうちに、聞かれたことから外れてしまうことがあります。だからこそ、過去問を使って「問われたことに600字程度で答える」練習をすることが大切です。

また、思想家の知識は、自分の考えを補強するために使うものです。思想家の説明を長く書くことが目的ではありません。自分の考えを示すために、必要な範囲で思想家の考えを借りる感覚が大切です。

そのため、倫理の対策では、共通テストレベルの知識を入れたうえで、過去問演習と添削を繰り返すことが重要です。

倫理で受験した障害科学類の先輩の合格体験記はこちら

おすすめの参考書

倫理の基礎固めには、共通テスト対策用の参考書から始めるのがおすすめです。

たとえば、『大学入学共通テスト 公共、倫理 集中講義』のように、テーマごとに要点が整理されている参考書は、短期間で全体像をつかむのに向いています。

倫理の二次試験だからといって、最初から難しい哲学書を読む必要はありません。

まずは、共通テストレベルの知識を正確に理解し、その知識を使って自分の意見を補強できるようにしましょう。過去問を解きながら、わからなかった部分はネットで検索を行い、しっかり復習することで知識を増やしていくことをおすすめします。

まとめ:倫理は筑波大学に刺さる科目。ただし併願戦略とセットで考えよう

筑波大学では、人間学群の教育学類・心理学類・障害科学類、人文・文化学群の人文学類・比較文化学類で、二次試験の選択肢として倫理を使える可能性があります。

倫理は、物理や数学が苦手な受験生にとって、有力な選択肢になることがあります。また、障害科学類や教育学類、心理学類を志望する受験生にとっては、学問内容との相性も良い科目です。

一方で、倫理は他大学の二次試験で使えるケースが限られるため、併願戦略には注意が必要です。

筑波大学を第一志望として本気で目指すなら、倫理は十分に戦える科目です。ただし、早めに過去問を確認し、共通テストレベルの知識を固め、600字程度で問われたことに答える練習を積み重ねていきましょう。

科目選択で迷っている場合は、一人で抱え込まず、早めに相談することが大切です。

 

倫理で受けるか迷ったら、早めに相談するべき

倫理で受けるかどうかは、単に「倫理が好きか」「物理が苦手か」だけで決めるべきではありません。

大切なのは、筑波大学への志望度、共通テストの見込み点、現在の得意科目、併願校、そして二次試験までにどれだけ記述答案を仕上げられるかです。

特に、倫理は併願しにくい科目です。そのため、決断が遅くなるほど、どの科目も中途半端になってしまう可能性があります。

もし今、物理・数学・倫理のどれで受けるべきか迷っているなら、早めに現状を整理することをおすすめします。

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筑波大学の入試では、学類ごとに科目選択や配点、対策の優先順位が大きく異なります。

特に人間学群・人文文化学群を志望している場合、「倫理で受けるべきか」「他の科目にするべきか」は、合否に直結する重要な判断です。

ツクガクでは、筑波大学の入試に詳しいスタッフが、現在の成績や志望学類をもとに、科目選択・併願戦略・今後の勉強計画を一緒に整理します。

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